テスト環境で作成したDBを本番環境に持って行く、自分が作成したDBを他人に渡すなどと言うときに、大抵、ノーツDBを「コピー」しますね。
この時、「データベースのコピー」ダイアログにある[暗号化]のボタンをクリックすると、コピー先で、ノーツDBを暗号化するかしないかを選択できます(下図参照)。

ノーツ7.0.xまでは、ここのデフォルトは『ローカルのデータベースを暗号化しない』だったんですよね。
それが、8.0.xになったら、『ローカルのデータベースを暗号化する』がデフォルトに変わってしまったんです。
そのおかげで、コピーしたノーツDBが持って行った先で「あれ?開けない」ということはないでしょうか?具体的には下図のようなメッセージが表示されないでしょうか?


上のメッセージはともかく、下のメッセージが表示されたら、「???え?何?」と慌ててしまうことでしょう。
筆者は実際、焦りました・・・
こういったことがないようにするために、「データベースコピー」の暗号化のデフォルトを変更することができます。
ノーツクライアントの「ファイル」「セキュリティ」「ユーザーセキュリティ」メニューを実行します。
「ユーザーセキュリティ」のダイアログが表示されるので、[Lotus Notes データ]タブをクリックします。
この中で「ローカルで暗号化しない」をONにします(下図参照)。

これで、データベースをコピーするときに、デフォルトでは暗号化しないとなります。
なお、この設定は、『ローカルレプリカ』と『ローカルコピー』に対しての設定になるので、気をつけましょう。
3 件のコメント:
はじめまして。
7.0はデフォルト「暗号化」のはずでは・・・?
少なくともうちの会社で最近変えた7.0.3はデフォルト「暗号化」です。
(何回か痛い目にあいました。)
坂井さん。
コメントありがとうございます。
7.0.xまでは、「ユーザーセキュリティ」の値は「ローカルレプリカ」のみが対象になっているはずです。
そのため、「ローカルコピー」を作成する場合は、デフォルトは「暗号化しない」になっているはずです。
これが、8.0.xからは「ローカルコピー」も暗号化の対象になったので、コピーを作成する際のデフォルトが「暗号化する」になったはずです。
できることは知ってますが、いつも設定場所忘れてしまうんですよね。
助かりました。
ありがとうございます。
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